診療案内

診療の流れ

応急処置

まずは痛みを取る、あるいは困っている箇所の応急処置をしっかりとおこないます。落ち着いたところで全体的なチェックに移ります。

1. 基本検査

お口の中でどのようなことがお悩みでしょうか? 院長に話づらいことはスタッフにお話しいただいても結構です。現在の患者様の状態をあらゆる方向から調べていきます。より最適な治療計画を立案するために、デジタルレントゲン検査・口腔内写真撮影・歯周組織検査などをおこなっていきます。患者様のご希望もお伺いし、それが可能であるかどうかもあわせて考えた治療計画をご提示いたします。

2. 治療計画のご説明

基本検査の結果に基づき立案した治療計画をご説明させていただきます。可能と思われる複数のプランもご提示させて頂きます。その際に予想される治療期間・治療費もご説明いたします。

3. 治療開始

治療計画をご検討、ご了承頂いた後、実際の治療がスタートいたします。患者様の来院ペースや、ご都合を伺いつつ、計画的に治療を進めてまいります。

4. 定期健診

全ての治療終了後、定期健診のプランを立てます。良好な状態を維持するためには、歯科医師による咬み合わせ・虫歯等のチェック。歯科衛生士によるプロフェッショナルクリーニングが大切です。

定期健診について

当院では患者様のお口の中の状態に応じて1ヶ月、4ヶ月、6ヶ月ごとの定期検診を実施しております。治療終了時に定期検診のご説明をさせていただいております。良い状態を継続するには定期的な受診が大切です。ご連絡はお電話、お葉書、メールにてご連絡させていただきますので、ご希望の方法をお教え下さい。お帰りの際、次回のご予約をお取りいただいても結構です。

1ヶ月ごと 毎月ご予約を入れていただきます。
4ヶ月ごと 次回のご予約を入れてお帰り下さい。
*ご予約の約1週間前に確認のご連絡をさせて頂きます。
6ヶ月ごと 受付よりお電話、お葉書、もしくはメールにてご連絡させて頂きます。

治療費用について

歯科治療においては保険適応外となる治療も数多くございます。当院では保険診療をベースにおこなっておりますが、保険外の治療を行う場合、事前に御見積書を発行いたしますので、安心してご相談ください。

安全で正確な治療への取り組み

滅菌について

当院では滅菌についての取り組みに細心の注意をはらっておこなっております。

器具の洗浄は自動洗浄機「速洗」を導入し、専用洗剤を用いることで血液を確実に落とします。また高圧蒸気滅菌(オートクレーブ)、ホルマリンガス滅菌、グルタラール製剤による滅菌を確実におこない、特に治療上でよく使用するタービン(歯を削る道具)、リーマー(根の治療に使用する針)は患者様毎に滅菌して使用しております。また紙コップ、エプロンはもちろん、ラバーカップも患者様毎にディスポーザブル(使い捨て)にして使用しておりますので、安心して治療を受けていただけます。

自動洗浄機「速洗」 高圧蒸気滅菌 ホルマリンガス滅菌
自動洗浄機「速洗」 高圧蒸気滅菌 ホルマリンガス滅菌

患者様に使用する器具は下の写真ように滅菌パックに入れて管理しており、使用前に開封するようにしております。またディスポーザブル(使い捨て)にできるものは極力そのようにしております。

精密治療について

当院ではより正確な治療を行うため、拡大鏡を用いた治療を行っております。今まで裸眼では見えにくかった部分も見えやすくなり、治療の確実性の向上がはかれます。

当院では2.5倍、6倍の二種類を状況に合わせて使用しております。

拡大鏡
拡大鏡

歯科用CTの導入

当歯科医院では、「正確な診断、安全な治療、分かりやすいご説明」を行うために歯科用CTを導入しております。

歯科用CTのメリット

歯科用CTを用いることで、今まで見ることのできなかった部分、特に歯の中の神経の形、本数、方向、また骨の状態、など、二次元のレントゲンでは見えなかった部位を三次元画像やスライス画像によって正確に解析することが可能になります。

親知らずなどを抜歯する場合にも、歯根の形や神経の位置を三次元的に確認でき、術前に画像で正確な位置を把握できることにより、非常に安全に、正確に処置をおこなうことが可能になります。

特にインプラント治療の際には、事前に埋め込み部位の骨の構造や状態、隣接歯の状況、下顎管や上顎洞といった解剖学的に注意を要する部位との位置関係を正確に把握する必要があります。インプラント治療での失敗は、この診断ミスによるものがほとんどで、事前に画像上でシュミレーションすることにより、非常に安全に手術を行うことが可能になります。インプラントを入れる場所に骨が十分になく、新しく骨を造成する場合などは、CTによる予後観察が非常に大切です。CTによる撮影画像は、これまで以上に正確な治療のガイドラインになります。また、患者様に対して、どこに治療が必要なのかと言った点を、実際に撮影された3Dモデルを見ながら、わかりやすくご説明をすることも可能になります。

歯科用CT装置01 歯科用CT装置02 歯科用CTシステム
歯科用CT装置 歯科用CT装置 歯科用CTシステム
歯科用CT出力画像
歯科用CT出力画像

CTの被爆量について

CT撮影を行う場合、レントゲン被爆についてご心配される方が多いのも事実です。しかし、同じCTであっても、撮影する部位や範囲、機種によって、まったく被曝量が異なります。

当歯科医院で採用しているCTは、線量が非常に少ない歯科用になりますので安心・安全です。もちろん不必要なレントゲン撮影は避けなければなりません。また、他科でたくさんのレントゲン撮影をしている場合や妊娠初期などの場合などには、状況をお伺いした上で使用の可否を判断させて頂きますので、ぜひお申し出下さい。

その他にも、何か分からない点や不安な点などございましたら、スタッフまでお気軽にご相談下さい。

CTの被曝量について
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生体モニター・AEDの設置

患者様の全身管理を行い、安心して治療を受けていただくための生体情報モニター(血圧、心電図、心拍数、動脈血酸素飽和度)を設置しております。

高血圧症や心疾患をはじめ、全身的な疾患を有する患者様にも身体の状態を常に監視させていただくことにより安全な診療をご提供することが可能です。 またいかなる状況にも備えAEDを設置しております。

生体モニター AED
生体モニター AED

歯周病治療について

当院では歯周病治療をベースとして治療をおこなっております。歯周病の治療が必要な患者様には最初にご自分のお口の中の現状を認識していただくためにお口の中のの写真を撮らせていただき、画面上でご一緒に確認していただきます。私どもは、歯周病治療で一番大切なことは患者様にご自分のお口の中の現状を認識をしていただき、積極的に治療に参加して頂くことだと考えております。その為にお口の健康シートで「歯周病の進行度合い」、歯科衛生実地指導説明文書で「歯垢の付着度合い」をお伝えしております。

私たちと一緒に頑張って治療をすすめていきましょう。また当院で担当させていただくスタッフはみな国家資格を持った衛生士です。歯周治療をサポートできるのは衛生士だけです。安心して治療を受けて下さい。

お口の健康シート
お口の健康シート

インプラント治療について

インプラント治療とは、失われた歯の部位に人工の根を埋め込むことで、よみがえらせる治療法です。1952年にブローネマルク博士らが、純チタン製の顕微鏡を挿入して観察した後、チタンと骨組織とが直接密着して結合し、チタンに加わった力が直接骨に伝わるようになる事を偶然にも発見したことがはじまりで、その後研究が続けられ現在のインプラント治療が確立されました。

インプラントは義歯やブリッジとは違い周囲の歯を削ったり、負担をかけることなく失われた歯を回復し、患者様のQOLを高める治療法と考えております。しかしながら、外科手術が必要で、治療前の確実な診査・診断が必要であるのは言うまでもありません。その為に当院ではCTにて撮影をおこなっていただき、CT画像シュミレーションソフト(SIMPLANT)を用いて術前診査をおこなっております。これにより患者様にも安心して治療を受けていただけると考えております。

SIMPLANT
CT画像シュミレーションソフト(SIMPLANT)

また、当院は、歯科インプラントを世界で初めて製品展開し、40年を超える臨床応用実績のあるノーベルバイオケア社のインプラントシステム「リプレイスシステム」を採用しています。